勉強熱心でプラス志向
最終更新:2006年12月15日 13:49上毛新聞「オピニオン」のコーナーで
「勉強熱心でプラス志向」という原稿を執筆しました。
会社経営には、勝ち組と負け組があるという。
負け組よりも勝ち組が多いときは、景気が良く、
勝ち組よりも負け組が多いときは、景気は悪くなるらしい。
これまで、私が、仕事で関わりをもった中小企業は、数百社にのぼる。
経営者にお会いすると、一瞬で勝ち組になりそうなのか、
負け組になってしまいそうなのか、感じることができた。
この不況のなか、元気の良い企業にもたくさん出会い、とても驚かされた。
企業の進むべき方向に迷いながらも、いろいろなことに果敢に挑戦し、
小さい失敗を積み重ねて成功の糸口を見いだしている。
競争が激化し、店舗数が3分の1に減少するだろうといわれている業界でさえ、
売上高を60%も伸ばしいる企業が存在する。
たとえ衰退産業と呼ばれていても参入し、新しい展開を果たしている企業もあった。
そうした頑張っている会社経営者の共通項を「成功術」としてまとめてみたい。
まず、第一に「超勉強熱心」である。
研修、講演には、必ず出席している。
忙しい業務のなか、本を月に5、6冊読んでいる。
そうした経営者は、他者から学ぶ意欲が高く、情報を柔軟に受け入れる体制ができている。
得た情報は必ず活用、良いと思ったことは必ず実行、忘れないようにメモ書きし、
寝室に貼っている経営者もいる。
第二に「フットワークが軽い」。
広告を一軒一軒ポストに配布している経営者、毎週東京まで仕入れに行き、
ついでにあちこち店づくりを研究してくる経営者、
全国秋田から広島まで同業種店の視察の旅に出る経営者、など。
仕事が大好きで疲れを知らぬ強者(つわもの)に敬服した。
第三に「お客様のために(CS:顧客満足)」という考えが徹底している。
洋服の無料お直しを寝る間もおしんで仕上げる。
箱入りの高級マスカットを予算の足りないお客にグラムで売り分けた。
疲れた主婦へパーマをかけながらのハンドマッサージ。
手間はかかるが、心のこもったサービスが、地域一番店の秘訣となっている。
そして第四に「何よりもプラス思考」である。
疲労困憊している時も「疲れた」とは言わず、「よく頑張った」と自分をほめる。
「これもあれも、みんな失敗したんですよ。」と笑って語る。
会社経営は、必ずしも良いことばかりではなく、辛く苦しい時が多い。
それを乗り越える強い精神力が勝負だ。
自分を励まし、鼓舞することができるかどうかが、「勝ち負け」の分かれ目だ。
会社経営とは、誰に言われたのではない、
自分の夢を自ら考えた方法で、実現していくことである。
そのプロセスには、喜びも悲しみも存在する。
まさしく、経営者の人生そのものである。
そして決して、サラリーマンでは感じられない「生きがい」を満喫できる。
だからこそ、この不況下、どうにか「生き残る」のではなく、
堂々と「勝ち残ろう」ではないか。
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